太寧国の奥深く、後宮「紫香宮」には千の花が咲き誇る
美しい花園は固い門に閉ざされて、中を覗くは国王ただ一人。麗しい「花」たちは国王を迎え、愛でられ、そして抱かれる。
とは噂ばかりで、実質ほとんど後宮に姿を見せない愚王とやさぐれた宮女の、少しのきっかけから起こる国を揺るがす大事件。
<中華風・後宮もの>

序章
一章「ネイ・セイエイ」    
二章「シャル・イーリー」    
三章「シーリィ」    
四章「ユーリン」      
五章「マオ・タイニン」    
六章「太寧国」        
七章「リーフェイ」    
終章

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